革の手帳の中紙交換

JOURNEYの定番商品に、革の手帳・ノートがあります。

ノートとして日記や絵を描いたり、手帳として日々の予定を書き込んだり、中紙のタイプによって自由な使い方ができるA5サイズ、A6サイズのノートです。

そして、中紙交換を繰り返して、同じ革表紙をずっと使うことができます。
残したいページや余った紙を次の交換時にふたたび綴じることもできます。

 

手帳としてお使いいただく方が多いので、工房には毎年11月頃から毎日のように郵便物が届きます。
革の表紙と一緒に、あたたかいメッセージの書かれたお手紙を添えてくださる方もいます。
一時的に手元になくて不便な時間もあるのに、お送りいただく手間もあるのに、毎年本当に多くの方々が中紙交換を利用してくれています。

キズやシミやお子さんのつけたボールペンの跡も、きっと大切な日々の思い出。"革の手帳"というと、少しかしこまった気持ちになってしまいそうですが、毎日ラフにお使いいただければ嬉しいです。

日々バッグに入れて持ち運ばれて、小さなキズや跡のついた表紙、きっと机の上で静かに使われて、変化はゆっくりでもたしかに使い込まれている表紙、それぞれの暮らし方が少しだけ見えるようで、なんだか嬉しくなります。

いまの作りだと、専用の機械がないとリングの交換ができないので、郵送もしくは店頭でお預かりする形をとっています。
お客さん自身が交換できるような作りにして、中紙だけを販売すれば手間も減るだろうともちろん思います。
ゆくゆくは、もっと手軽にできる方法を見つけ出したいと思います。
ですが毎年寒くなってくると届く、さまざまな使われ方をした革表紙を見るのが、 作り手側の楽しみのひとつであるのも正直なところです。

いまお使いの表紙に、しおりや革ポケットなどを追加でおつけすることもできます。もしノートとして使わなくなってしまったら、コードホルダー、キーケース、コースターなどにリメイクもできます。A5からA6へリサイズすることも。

日々の書き物の相棒として、何年、何十年と使っていただければ嬉しいです。