-
大きなバッグなどを作ると、革の端に近い部分やストラップの余りなどの小さなハギレがどうしても出ます。
効率を考えると捨てられてしまうハギレですが、小さくても命ある牛から作られた大切な素材。
使用している革は端までオイルがたっぷり含まれており、経年変化が楽しめます。
ハギレであっても、繊維の強度や伸び具合を見ながら使い道を選べば、ものとして充分に使い続けることができます。
JOURNEYでは捨てる部分を限りなくゼロに近づけるため、コードホルダーやコースターといった小物を中心に「ハチドリシリーズ」として商品を作っています。
ハギレならではの色合い・表情の個体差を味わっていただければ嬉しいです。
店舗では定番色のほかに、その時期に製作で使った限定色の革で作ることもあります。
・knコードホルダー
・コースター
ちなみに、JOURNEYのロゴマークやハギレシリーズは「ハチドリのひとしずく」というお話に由来しています。
火事が起きた森で、小さなくちばしで少しずつ水を運ぶクリキンディというハチドリ。
大きな問題が起こった際、それぞれがどう向き合い行動するのかを考えるきっかけになるようなお話です。
-
革は、主にバケッタレザーを使用。
バケッタレザーとはベジタブルタンニンなめし革のことで、科学薬品を一切使用せず、植物の渋(タンニン)でなめされています。
そのバケッタレザーの中でも、伝統的な技術を復活させることをコンセプトにしているバダラッシカルロ社のバケッタレザーを主に使っています
品質よりも生産コストが最優先される現代において、バダラッシ社は真逆の道をいく存在。
通常はコスト削減のため、なめしに使う油を「合成油・魚油」を使うことが一般的。
バケッタ製法はベジタブルタンニンでなめした牛革に効率的とは言えない牛脚油を、時間をかけてタップリと染み込ませて作る製法です。生産コスト優先の現代には合わない製法とも言えます。
しかし、時間と手間をかけて作り出された革は染み込んだオイルが抜けにくく長く使い込んでいくと、染み込んだオイルが少しずつ馴染んでいき独特な色合いに変わるだけでなく、光沢や艶を増していきます。
なお、バダラッシカルロ社の成功を目の当たりにした大小の工場がありますが、真のバケッタレザーは同社の技術でしかなめすことができません。
JOURNEYで扱う革は、使うほどに味がでる経年変化がすばらしいものばかり。こういった革はどうしても色移りなどありますが、 革本来の味を楽しむためには避けられません。 また十二分にオイルが入っているので特にメンテナンスは不要です。
-
使い込まれたアンティークや古道具に惹かれるように、 革製品も、使い込んで味がでた姿に惹かれます。
JOURNEYでは、シンプルなデザインを基本に、「サドルステッチ」という手縫いを基本に革製品を製作。
「サドルステッチ」は過酷な環境で使われる馬具作りに用いられるほど丈夫な製法です。
また、万が一ほつれても「同じ縫い穴を使い、縫い直し」ができるメリットがあります。
その反面、とても手間がかかります。・革に縫い線を引き、縫い穴をあける。・糸にローを引いて糸の両端に針をつける。・両手がふさがるため、「馬」とよばれる道具に革を挟み、ひと針ひと針縫っていく。使えば使うほど愛着の湧くものを作るため、ひとつひとつ時間をかけ製作しています。
素材の革は丈夫で、長く使うほどに経年変化する飽きのこないものを使用しています。またこころゆくまで使って欲しいので、使い続けられるようデザインをシンプルで直しやすい構造にしています。
お気に入りを長く使って欲しい。
縫い目の革がちぎれないかぎり、永久に縫い直しを承ります。
-
「素材を生かす作り手、モノを生かす使い手」というコンセプトでモノ作りをしています。
自然素材を使って、大切に使い続けると、いい風合いがでてくる。 長く使ったモノでないと、でてくることがないモノの魅力。
製作するときは当然、丈夫に作ります。さらに修理をすることを前提として考えた製法とデザインで、愛着のあるモノを少しでも長く使うことができるようにします。
1、リペア 万が一壊れた場合、できる限り修理します。もともとほつれにくい丈夫な縫製ですが、縫い目がちぎれないかぎり、縫い直しは無料です。
2.リメイク 使わなくなったバッグなど面積のとれるものは「リメイク」します。財布など小物に形を変え使い続けることができます。
3.買取→リメイク ご不要になったJOURNEY製品がありましたら次の使い手の元へ旅立てるよう、「買い取り」、買い取った商品はこちらでメンテナンスやリメイクして販売、新しい使い手の元へ。※買取後は基本的にリメイクしますので、一定の面積と厚みが必要です。詳しくはお問い合わせください。
-
埼玉県川口市にある「新町」と呼ばれる地域。この場所は元々、城の建設に伴い人々が集まり、「新町」と呼ばれるようになりました。地域の持つ歴史に自分たちの姿を重ね、この場所を「センキヤシンマチ」と名付けました。ここには、いくつかのお店が集まっています。
JOURNEY 革製品の工房兼店舗
senkiya カフェ、隣には古本・CD
senkiyaしかくい 雑貨
センキヤ菓子店 焼き菓子
iiet bagel ベーグル
てがみと文字Fluke 紙小物
yamanami 山と日々の生活をつなぐお店
SILVER REST フォルクスワーゲンの修理